台湾に生まれ、名門校・政治大学を中退。
イギリス、韓国での留学を経て、来日。
早稲田大学でフランス語を専攻し、日本で在学中に、起業。
親は反対した。それでも後悔はない。
自分の選んだ道には、理想の未来がある。
たとえ曲がり道でも、ただまっすぐに前を向いて歩いていく。
6か国の言語をあやつる語学のプロフェッショナル。
東京・神楽坂で「イツマ台湾中国語教室」「台湾漢方Gushiアロマサロン」を開業した、台湾人のイツマさん(陳慈閒)にインタビュー!
数々の海外生活・起業の経験談、日本と台湾の文化や考え方の違い、語学学習のコツ等、価値のあるお話しをたくさん共有していただきました。
自分自身を3つの言葉で表すとしたら?
「衝」「衝」「衝」。笑
行動力があり、やりたいと思ったらすぐに行動する性格。
住んだことのある場所、現在の仕事は?
台湾の台北出身。20歳の時に、台湾の政治大学を中退。
その後、日本へ移住し、早稲田大学のフランス学科専攻に入学。
語学が趣味でもあり、大学に入る前には、ロンドン3ヶ月、ソウル1ヶ月の語学留学をしました。
そして2018年、大学の在学中に「イツマ台湾中国語教室」を開業。
2021年、コロナ禍で異業種に挑戦したいと考え、神楽坂で台湾漢方を使った女性専用のアロマサロンを開業しました。
経営者・中国語の先生・セラピストとして活躍しています。
――起業・ロングステイについて
日本で起業をしようと思った一番のキッカケは?
大学時代に2年ほど中国語のアルバイトしていた時、台湾好きの日本人が想像以上に多いことに気が付きました。みなさんの台湾への愛が溢れていて、いつか自分の教室を経営したいなと思うようになりました。
起業を決めたときどんな気持ちでしたか?
当時、大学生だったこともあり、経営のことをちゃんと理解していない部分が大きかったので、逆に怖いもの知らずでした。「社長になれる! 嬉しい!」というポジティブな考えの方が強かったです。
日本での仕事・生活の中で最も大変だと感じる点は?
やっぱり人間関係。人との距離を取るのが難しいですね。
みなさん、本音を言わない部分があって、「この言葉=別の言葉なんだろう」という公式が自分の中に出来上がりました(笑)。本音と建前は、もちろん台湾人にもあることですが、特に日本はこのギャップが大きいと感じます。
逆におもしろいと思う点は?
私は日本の環境が大好きです。日本の環境は綺麗すぎて、特に外国の友達におすすめしたいのは「日本のトイレ」です。
――特にどのトイレがオススメですか?
成田空港のトイレです!
すごく広くて使いやすい。空港だから、日本に着いた最初の印象がすごく好印象ですよね。
日本での生活を通して、自分自身にどんな変化がありましたか?
特に、相手によって敬語の使い分けができるようになったことは大きな成長です。
はじめは「面倒」と思っていた敬語ですが、深く知れば知るほど、日本人特有の文化が見えてきて、「おもしろい」と感じるようになりました。
相手の文化を知るには、やはり言語を学ぶことが一番の近道であると思います。
このような変化はイツマさん自身の夢や目標にどうむすびつきましたか?
海外の経験や日本の生活で、いろんな人と接する機会があり、いま運営している教室も生徒さんと話す時間がたくさんあるので、その経験が会社経営にも役立っています。
経営も人生も、結局は「人」と「人」の付き合いなので、頭の良さより大事だと思います。
――なるほど。人とのつながりは本当に大切ですね。これから異国の地で起業をしたい人、ロングステイをしたい人も、「人との関係を大切にすれば、その先に道が開ける」。この考えを大切にしたいですね。(MAHA)
イツマさんにとって理想の生活とはズバリ?
愛する人に囲まれて好きなことをやりながら世界の冒険を継続すること!
語学学習のコツを教えてください!
自分が俳優、女優だと思ってその国の人を演じることです。
あとは勇気を持って人と話すことです。
これから海外で生活をしたい方や、中国語を勉強中の方にメッセージをお願いします!
「人生一度しかないし、毎日も一度しかこないから、心を広げて冒険を始めましょう!」
上野公園・台湾フェスティバル出展決定!
2023年6月15(木)~18(日)
ぜひ、イツマ先生に会いに遊びに来てください!
中国語体験や、ハンドメイド台湾雑貨も販売します♪
まるで台湾のように、小さくても温かいアットホームな中国語教室。
中国語や台湾に興味があれば、楽しみながら語学を習得できるはずです。
ぜひ、はじめの一歩は、イツマ台湾中国語教室から初めてみませんか。
(文◎加賀ま波)
イツマ台湾中国語教室 @東京神楽坂
IG/FB:@itsuma_taiwanchinese_school
東京都新宿区水道町3-14 神楽坂Nビル